
太陽など自然条件に依存しないで食糧生産を安定化しようという究極の完全人工光栽培システムが略半世紀も前から検討されてきました。
完全人工光栽培システムにより収穫された作物は、完全無農薬・無添加物ですが、極めて高くなる生産コストと栽培可能品種の限定が最大の問題で、研究開発の課題でした。
「EL栽培システム」の生産コストは従来の、植物工場に比較して三分の一以下にまで低減することができ、価格的にも従来の太陽光による産物と拮抗できるようになりました。
また、植物の成長に必要な要因全てを制御する事ができますので、栽培品種も際限なく全てが可能となりました。
これらが達成できたのは、複雑系に属する植物の成長について、その最大特徴であるバタフライ効果による幾つかの新しい現象を発見し、そして繰り返しの試験と最適な解析に行うことによって導き出された新理論(仮説)の確立に因るところが大きいと考えます。
このことにより、従来の栽培が自然・気象条件に合わせることでしたが、全ての植物に合わせた 環境条件を作り出せる ということで、基本的に考え方が違うのです。
食糧生産は閉鎖系=EL栽培システムで
T 問題
1.食糧不足 1)人工増
2)食生活の変化 = 澱粉⇒ 油脂・蛋白質⇒澱粉消費増大
2.環境破壊 1)資源の多消費 @土地=耕地 A水=農業用 B資源=エネルギー等
2)化学合成品の大量使用 @環境の汚染 A人の健康問題 B共生問題
U 閉鎖系栽培システム
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最善の栽培方法 = |
外的要因変動を遮断=適正条件の維持農薬等は使用しないで済む |
V 工業化
必須事項として
1.) 高い増産性‥・理論の確立がなければ難しい。
生産性の倍数は、露地栽培を1とするとハウス・水耕は10〜20倍、植物工場は30〜40倍、程度と言われ
ている。 EL栽培システムは500倍に達しているが目標は数千倍で ある。
2.) 定常性・・・収量・品質に変動・バラツキがあっては不可。
極微小変化に適応できる技術 = 複雑系の難しさ(数値化困難=測定機器?)
W 技術開発の方向性
技術開発の成否はその論理性確立にある。そして、工業化されてきたものの論理の
殆どが要素還元論に基づいている。然るに植物栽培では、この論理で律する事のできな
い現象が多々ある。即ち新しい適応理論が必要な、所謂、「複雑系」の範疇に属する。
そのためか現状、技術習得は経験・熟練が基本である。
X EL栽培システム
栽培システムET⇒ELと進展してきて、現在は、高生産性で変動バラツキ無く、栽培期間
(照射)は26日間、収穫株重量は150g、最も問題の生産コストは40円〜50円/100g程度、
言わばローテク農業の最たる物でありながらで、光、水、肥料等の消費量も極めて少なく、
然もなお改善の余地は大きい。
この様な成果は「複雑系」の特徴である“バタフライ効果・現象”の解明が糸口であった。
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