食糧生産と水

 水の利用方法を見ると、農業用水としての利用が60%以上を占めています。
1tの穀物を作るのに1,000tの水が必要とされています。つまり、食糧の必要量にあった水がなければ、目的量の食糧を調達できないということです。したがって水の量は、食糧の生産量に大きく影響を与えます。


日本は間接的な大量の水輸入国

日本は、2,600万t以上の穀物を輸入している世界最大の穀物輸入国(12%)といわれています。
1tの穀物を作るのに約1,000tの水が必要とされていますから、260億tの水を輸入していることと同じです。
東京大学生産技術研究所の沖助教授は、約1,035億㎥の仮想水を輸入しているという試算を出しています。

水不足は食糧不足に

人口の増加や異常気象や灌漑農業で水不足は、世界的になっています。食糧を輸入に依存しているわが国は、この世界的な水不足に大きく関わっています。食糧の自給率を上げることが必要です。人口増加やライフスタイルの向上で食糧が必要になります。
現在の農業生産方法では、大量な水が必要になります。海外では、大量に水を使用しなくても栽培できるドリップ灌漑(点滴灌漑・細粒灌漑)などが検討されていますのもその対策の一つです。
今、少ない水でより多くの収穫量を上げることができる農業生産システムが必要です。