地球環境と共存できる栽培システムの開発
 従来の太陽光による栽培(オープンシステム)が、生産コストや導入のし易さでは最も有用な栽培システムです。 反面、土地・用水・化学品・労務等の面における比較できないほどの極めて 低い生産性 が、現状地球上の諸問題を引き起こした 元凶 であると考えるならば、これに代わり得る栽培方式を考案しなければなりません。

人口の急増とライフスタイルの向上による食糧増の対策には、農地拡大、大量な水の消費、化学品、やエネルギー消費等により地球環境を悪化させてきました。その結果、更なる異常気象や、健康への悪影響といった悪循環を導きます。

また、海外から大量に
食糧を輸入 している日本は、地球の環境破壊に影響を与えますが、現状で日本が食糧の 自給率 を上げるには、数多くの問題が出てきて極めて難しい状況であります。
  然し、生物の存続を賭けて遣らなければならず、そのためには、生産性が数倍から望ましくは十倍以上高い、天候に左右されずに安定的に生産可能な、しかも自然環境保持や、他との共存ができる栽培方法を求める以外には道はないのであると考えます。

 数千年もの歴史のある農業の最大特徴(欠点)はその比類なき低い生産性にあります。
例えば、土地数ヘクタール(数万平方メートル)では自立できずに、数十〜数百ヘクタールを要します。しかも、機械化したとしても、労働集約からの脱出は難しいのが現状であります。
即ち、土地、原料、労働、設備、経営等全ての面において生産性が低いのであります。このことが、日本の食糧自給率四十パーセントの結果となっているのであると考えます。

この解決には、全ての部門において生産性を上げる以外に道はありません。そして第一に遣らなければならないことは、未だ、完全には解明されていない植物成長の 普遍的理論確立と考えます。そして、その解明の鍵となるのは、複雑系の特徴であるバタフライ効果現象の理論的解明にあると考えます。


上記問題解決の方法として、閉鎖系の完全人工光栽培があります。
  然し太陽光による露地栽培などの従来の栽培と比較した場合、設備投資栽培コスト が異常に高くなりその解決が大きな課題になっております。 然し、土地や用水あたりの生産性が極めて高く、また常に安定した収穫量が得られ、また、農薬等は使用する必要もありませんので生物への悪影響(健康や共生)は全くなく、自然環境の崩壊や汚染防止に極めて有効な栽培方法であります。


 高柳植物栽培研究所は閉鎖系での生産コストを低減する技術の開発研究をしております。
蛍光灯の光と水耕栽培を組み合わせた方式で、先に開発した成果を「イー・ティー式栽培システム」・「EL栽培システム」として発表してきましたが、現在の 「EL栽培システム」 の生産コストは更に低下して、価格的にも従来の太陽光による産物の価格に拮抗できるようになりました。より多くの皆様に安心して食べられる食糧をお届けできます。
 
  弊所には、二十年間の完全人工光栽培の研究で発見した幾つかの 新しい現象 があり、それらの解析により、新しい原理(仮説) を構築するに至りました。
この現象は極めて興味深いものがありますが、この現象の解明は、問題解決に必須のことと考えております。

  そしてその(仮説)に基づいて完成したのが 「EL栽培システム」 であります。 未だ、解決の道の入り口にあるといった状態ですが、更に検討を続ける事により、必ず、環境・食糧問題解消の栽培方法の一つになると確信いたしております。